職場環境配慮義務に係わる判例一覧

京都セクシュアル・ハラスメント事件(平成9年 京都地裁判決)
「会社は、雇用契約に付随して、労働者のプライバシーが侵害されることがないように、また、労働者がその意に反して退職することがないように、職場の環境を整える義務があるとされ、使用者の損害賠償責任を認めた。」


三重セクシュアル・ハラスメント事件(平成9年 津地裁判決)
「使用者は労働者に対し、労働契約上の付随義務として信義則上職場環境配慮義務、すなわち労働者にとって働きやすい職場環境を保つように配慮すべき義務を負っているとされ、これを怠ったことにより男性上司のセクシュアル・ハラスメントを招いたとして使用者の債務不履行責任を認めた。」


福岡セクシュアル・ハラスメント事件(平成4年 福岡地裁判決)
「使用者は労働者との関係において社会通念上伴う義務として、労働者が労務に服する過程で生命及び健康を害しないよう職場環境等につき配慮すべき注意義務を負うほか、労務遂行に関連して労働者の人格的尊厳を侵しその労務提供に重大な支障を来たす事由が発生することを防ぎ、またはこれに適切に対処して、職場が労働者にとって働きやすい環境を保つよう配慮する注意義務もあるとされ、使用者の不法行為責任を認めた。」